子供に「はやく!はやく!」は言ってはダメ!?~早く!急いで!の言葉が与える4つの悪い影響~
「早く!」「急いで!」「遅い、早くしなさい!」「何やってるの、急いで急いで!」
このように子どもを急かす言葉を子育て中の親は、必ず言ったことがあると思います。つい、口癖のようになっている親も多くいるのではないでしょうか。
私もいろちゃんを幼稚園に送り出すまでの朝の時間とても忙しく、
幼稚園に行く時間に近づくといろちゃんに対して「早く早く!幼稚園に行けないよ!間に合わないよ!」なんて言ってしまいます。
ついつい言ってしまうこの子供をせかす言葉。
「はやく!急いで」といったこの言葉はほとんどの子供に伝わらないばかりか
弊害もあるようです。
なぜ子供を急かす言葉はよくないのか、調べてみました。
早く!急いで!の言葉が与える4つの悪い影響
①自ら考える力が無くなる
自ら考え、行動しようとしても、「早く」「急いで」といった急かされる言葉を言われることで、子供は考える力を失います。
とりあえず、親に急かされている行動を終わらせることのみを考えます。ですので、学習なども落ち着いて取り組めず、考えることが苦手になってきます。
また、それが繰りかえされると、何事にも主体性がなくなっていきます。
②うっかりミスや事故が増える
急がされる精神状態は、注意力が散漫となり、ケアレスミスも多くなるでしょう。
大人も一緒ですよね。
問題をきちんと読まず、解答する、急いで走って転ぶ、急いで道路を渡り交通事故に遭うなど、急かされ、慌てることによって、ケアレスミスを引き起こすことが増えます。
③急いで物事をすることにより取り組みが雑になってしまう
ゆっくり丁寧に物事をやっているときに「早く!急いで!」と言われるのだから
当然その作業や取り組みが雑になります。
④相手を待つことが出来なくなる
子供の性格や人格形成には親の日常の生活態度が大きく影響します。
親がいつも「早く!」「急いで!」といった急かす言葉を言っていると、子供も友達を待てなかったり、相手に対し、急ぐことを要求するようになってきます。
すると、適切な友人関係を保つことが難しくなることもあるでしょう。
とは言っても朝の早い時間に子供がダラダラとしていると「なにしてるの!急ぎなさい!」と言いたくなってしまうものです。
子供の行動が遅いことで「待ち合わせ時間に遅れる」「学校に遅れる」「ダラダラと作業が終わらない」などと支障も出てくるので言わないようにするのは厳しいでしょう。
次回の記事では子供の行動を早くするよい伝え方を記事にします。