5歳の子供は出来ないことがあると何で泣くの?いろちゃんの体験談から
いろちゃんは最近泣くことが多くなりました。
出来ないことがあると出来ないと泣き始めます。
例えば
かけっこで負けた時
鉄棒で前回りができなかったとき
縄跳びができないとき
ごはんを全部食べれなくて残してしまったとき
2~3歳の時に泣いていたものとは訳が違うような気がします。
いろちゃんは今年の春、年長さんになり5歳になります。
5歳と言うと幼稚園の中でも一番お兄さん、お姉さん的な存在になり、自分でなんでもやりたい!と言った自立心が出てきます。
いろちゃんは年長さんになったら自分のことは何でも自分でやらないといけないと普段から口にしています。
家でもお風呂に入っているとき髪の毛や身体を自分で洗いたがったり、
弟(あおくん)の面倒はよく見てくれてママから見てもよく頑張っているなぁ
と感心するし、とても助かっています。
毎日の生活習慣もちゃんと身についています。
起床から就寝までもママが指示しなくても自分で次はこれとしっかり理解しています。
褒められることがうれしいようで自分のことはもちろんママのお手伝いや弟のお世話までやってくれます。
幼稚園でも集団行動をする機会が多いのでしっかり決まりを守り、お友達のダメな行動はしっかりダメだよ!と指摘することもあるそうです。
指摘することはとても良いことだとは思うのですが、お友達に優しく注意しないで結構強めに注意してケンカになることもあるそう。
これは成長の段階で子供同士の中での様々な葛藤を経験しながら大人になるんだなと思っています。
ここまで書いているととてもお利巧な子供だなぁといった印象を持つかもしれません。
いろちゃんは自分の思った通りにならないと大泣きして結構大変なんです。
幼稚園で面談の機会があったから担任の先生に相談してみました。
「なにか相談したいことはありますか?」
「いろちゃんは何かうまくいかないことがあるとよく泣くんです。
例えば周りのお友達が鉄棒で前回りができているので自分もやりたいと練習し始めたんです。
すると練習してもなかなかうまくいかなくてそのまま大泣きしたりすることもあります。他にも家では洗濯物をたたむことのお手伝いをしてくれるのですが、
うまくたためなくて大泣きします。私から見ると上手くたためてるのですが、思ったようなたたみ方ではなかったみたいで…」
「なるほど。いまお母さんのお話を聞いてとても嬉しくなりました。」
「え?どうしてですか?」
「いろちゃんは成長しているんですね。いろちゃんの場合何で泣いているのかと考えると悔しいから泣くんです。
悔しいという感情は小さいお子さんではなかなか現れる感情ではありません。
いろちゃんの挑戦する気持ち、挑戦して失敗する悔しい気持ち大事にしてください。
悔しい気持ちはとても大切です。悔しい気持ちがないと挑戦する気持ちは生まれません。
大事なことはそれからのお母さんのフォローです。
泣いているからそのままにしないで子供の気持ちを代弁してあげてください。
悔しかったね。それでもちゃんと頑張ったんだね。そう言った言葉だけでいいんです。お母さんの言葉一つで子供はまた挑戦します。挑戦して挫折を繰り返して、初めてできた時に達成感が生まれます。
その時にお母さんも子供と一緒にたくさん喜んでください。そしてたくさん褒めてください。お母さんの話を聞けていろちゃんの成長を実感できてとても嬉しいです。話してくれてありがとうございました。」
先生のアドバイスを聞いたとき気づいたら涙を流していました。
失敗しながら、いろちゃんは自分なりに頑張っているんだ。
どうして気づいてあげれなかったんだろう。そう思いました。
先生に相談できて本当に良かったです。
担任の先生は子供一人一人のことをしっかり見てくれて個性を大切にしてくれます。
5歳になると自分で何でもやりたいといった自立心が強くなります。大人から支持されることを嫌がり、自分でやってみたい、頑張りたいと思うようになります。そこでうまくいかないことが起きると泣いたり反抗することもあります。
一見、大人から見るとただのワガママやいやいや期と思いがちですが、子どもの自立心や自律心なんですね。
最初は私もいろちゃんがうまくいかない、出来ないと泣くと「またわがまま言ってる」とイライラすることもありました。
先生に相談して出来ないことがあって泣いていたら
出来るようになりたくて悔しくて泣いているんだ!応援しないと!と見方が変わりました。
子育て中のママさん 悩むことが多いと思います。
一人で悩まないで周りの先生や保健師さんなど相談してみてください。案外すぐに解決できるかもしれません(^^)/