早く!急いで!は禁句!?~子供の行動を早くする!よい伝え方3つのステップ~
前回の記事では子供になぜ早く!急いで!を言ってはダメなのかを記事にしました。
「早く」「急いで」といった急かす言葉は多くの悪い点があるのですが、実生活で子供の行動が遅いと、学校に遅刻する、約束の時間に間に合わない、ダラダラといつまでも作業が終わらないなど、支障も出てきますよね。
そういったときには言わずにおられないこともあるでしょう。
そこで子供にどう伝えるのがいいのか、調べてみました。
子供の行動を早くする!よい伝え方3つのステップ
ステップ1 早くしなければならない理由を添えて「急ぎなさい」と言う
ただ「早く!」「急いで!」の単語だけでなく、何故早くしなければならないか、その理由も一緒に説明することをお勧めします。
例えば「早く朝ごはんを食べないと、学校に遅刻するよ!」
「急いで着替えないと幼稚園のバスが行っちゃうよ」
「早く寝ないと、朝起きられないでしょう」など、理由もきちんと伝えると、急ぐ理由が分かり、行動を早くしようとする気持ちの原動力につながります。
■ステップ2 行動を1つに絞り、具体的な行動を伝える
一度に複数のことをまとめて言われて急がされても、子供は気持ちが焦るばかりで、どれも中途半端になります。
いろちゃんも一緒でたくさんのことを要求するとどれから手を付ければいいのか分からず混乱してしまうことが多いです。
子供に行動を急がせたい時は、1つに絞って具体的に促すと伝わりやすいです。
例えば「早く幼稚園に行かないと!急いで!」と言っても、気持ちが焦るばかりで、何からどうすればよいのか、戸惑うばかりの子もいるでしょう。
その場合は、順番を決めて
「洋服に着替えて」
「着替えができれば朝ごはんを食べようね」
「食べたらおもちゃをお片付けをしよう」
「幼稚園のカバンを持って靴を履いててね」と、順番に行動を1つずつ促していくと、子供は分かり易く、行動も早くなるででしょう。
■ステップ3 具体的な時間も伝える
「早く!」「急いで!」と言われても、子供はどのくらい早く急げばよいのか分かりません。
「8時40分に家を出るから、朝ごはんは7時半までに食べ終わろうね」「13時にお友達が遊びに来るから、それまでにおもちゃを片づけてね」
まだ時計を読めない園児には「着替えは、長い針が12、短い針が8のところへくるまでに済ませようね」と言ってあげるといいでしょう。
いろちゃんはようやく時計を読めるようになったので具体的な時間を言って行動させるようにしています。
ただ急かされるだけでなく、時間も具体的に伝えることで、時間の概念が育ちやすくなり、後に自分で計画を立てて動く練習にも繋がります。
まとめ
いかがでしたでしょうか!?
子供に「早く!」「急いで!」と言うことは、子供のペースを否定していることに繋がります。
そうすると子供は、自分は認められない、親に受け入れてもらえないと感じ、親子の信頼関係に揺らぎをもたらすことだってあります。
子供の頃の失敗は大人になっての学びにもなります。
一度、学校に遅刻し、先生に注意されたり、約束の時間に遅れ、自分が困ったりすれば、「今度からは遅れないように急いで準備しよう」と、自ら思うようになるものです。失敗から学ぶこともあります。
まずは子供を見守り、その後に言い方を少し工夫することで子供自らの意志で、行動を早くできるようにしてあげましょう。